いよいよボーンを動かしていくよ
モーショントレースのやり方も人それぞれ、何が正解とかは無いので自分がやり易い方法が正解
参考動画がたくさんあるので、まずは見て、どういう手順なのか大体把握しておくといいかな
・「MMDでモーショントレースをする方法の紹介」 百舌谷さん
・「モーショントレスの手順さらす」 ロココ調の右さん
・「トレースに挑戦講座 これ見ればできる!(初級編)」 盗賊@つばきPさん
MMDよりMMMのほうがトレース向きともよく言われてる
好きな方でやって
あと、数ヶ月に及ぶ作業になるので、推しモデルでトレースする!これが長続きする一番のコツだと思う
基本の操作
センターY軸に関してはグルーブを使う人も多い。しゃがみ込み、座り等の動作がある場合、センターに色々数値が入ってると慣れない人は動かしにくいとか、グルーブを使ったほうが修正箇所を伝えやすいとか、理由はもろもろ
私もグルーブ使う派
自分なりのやり方で好きなようにやる、それが一番
移動はセンターと足IK(足IK親使ってる場合は足IK親)。全親はX0/Y0/Z0の位置に置いてきぼりにする(複数人に同じモーションを読み込ませる時とかに移動が楽になるからね)
「【MMD】準標準ボーン追加プラグインの紹介」 そぼろさん
ではいつもの私のやり方の紹介(あくまでも一例として見てね)
①足IKを打つ
②足K親と足先EXを打つ
③センターX打つ
ここから背景動画からズラして打つ。単純に見えないから
④体幹(上半身2・上半身・下半身)と首頭を打ちながらセンターZを打つ
⑤グルーブを打つ
足は仮打ち
(ボーン位置角度補正)
⑥足を打つ
でも便利なものもある
⑦腕と指を打つ
足から腕まで一通り打ったら、おかしなところが無いか再生して確認する
特に凝視して確認するのは重心!重心おかしいとすべておかしく見えてくる不思議
私のように背景動画に重ねてトレースする場合、一番注意することは踊り手さんの重心とモデルの重心を混同しないこと
そして重心を動かしたり下半身を動かしたら、必ずその範囲の足のFK登録をやり直す
いくら元動画とセンター位置がズレていようと、モデルの重心はココなので気にしない気にしない
元動画に合わせすぎるとモデルの重心が狂ってくるので引き摺られないようにする
つまるところ重心てなんぞや?
目に見えないのに一番重要で一番難しいところ
若干前のめり気味になるほうが自然
動作確認に便利なツールもある。
・「MMDスロー再生UWSCスクリプト」 Tarkさん
UWSC(ベクターとかで配布されてる)を使ってMMDをスロー再生できる。超便利!カクっとなってるところやガクガクなってるところがすぐ分かる
視野角差に気を付ける
これは見る向きが一定方向じゃないために起こる
なので常に同じ位置から見てモーション付けをするといい
上で紹介したロココ調の右さんの動画では元動画にラインを引いてのでそういう工夫をするといいかも
その他私が注意しているところは
踊り手さんの揺れ物(ジャケットとか裾とか)に惑わされないようにする(特にダボっとした上着の中の腕を見極めるのが難しい…)
センター回転を使わない(センターで回転させると違和感ない?私はある。多分、回転する前後のスピードと回転している最中のスピードが違うから違和感あるんだと思う。上手い人のセンター回転は違和感無いもの)
補間曲線の自動設定は使わない(使ってみれば分かるけど逆に入ることあるんだな)
足IKは細かく(べったり接地して踊ってる人少ないと思ってる)
足先EXの位置で回転してるのか、つま先IKの位置で回転してるのか、足の回転軸に気を付ける(踊り手さんの回転重心をガン見して決める)
接地にこだわる(滑って見えないように)
よく見るやつ↓
こだわってるやつ↓
上と下の動画を見比べると、明らかに下の方が足が滑ってない
ではどうすればいいのか?
つま先(踵)を地面に付けたままどれだけ角度を付けるかによっても補間曲線は変わるし、回転に補間曲線を入れたらY軸にも入れないとフワフワして見える
そうすると滑って見えない(けどメンドクサイので、どこまでやるかは人それぞれ)
私はやる。どんなに激しいステップだろうがやる。滑ってるの嫌。そんだけ。よく動画で「足が滑ってない」ってコメント頂くけど、こういう凄い地味な作業してる
完走!お疲れ様!
自己制限ルール
・ひじはY軸にしか曲げない(これは割と共通ルール)
たまにX軸回転させるけども、どうしても手捩り・腕捩りで足らない時のみ
・捩りは50度まで(40度で破綻するモデルもある)
・首のY軸回転は40度まで。X・Z軸回転は最高20度まで。大体12度
・下半身・上半身の回転差は10度前後(もっとひねって見える場合は上半身2に頑張ってもらう)
・手首は自然に入る以上のX軸回転をさせない(捩りたい時は手捩り使う)
・肩のX軸回転は前後共10度のみ(多段だからできることなのかもしれない)
・腕のX軸回転は40度まで(ゆっくり真上に上げる時以外は)私はほぼY軸とZ軸で腕上げるので、軌道重視の時以外はX軸回転で腕は上げない
肩・腕のX軸回転は割と厄介で、入れ過ぎるとポリゴン破綻するし、入れなさ過ぎても破綻するので気を付ける
人によって制限や打ち方は様々だし、使うモデルによっても変わってくることなので、私がこうだから絶対こう!ということはない。あくまでもこれは一例。凄いトレーサーさんとかがコツとかやり方とか色々残してくれているので、ネットの海にダイブして拾ってくると勉強になると思う。私も完全独学では無く、いろんな講座を見たり、ブログを見たり、生放送を見たり、ハングで教えてもらったりした
いいとこ取りでいいんじゃないかな?自分のやりやすいように、それが一番
そして教えて頂いた以上、次の方へバトンを繋いでいくのもMMDのいいところではないかな~と思ってる
その他、私が使っているMMDをより便利に使えるツール
・「MikuMikuPlus」 猫のしもべさん
言わずもがななツール。補間曲線パレットが神
・「ポーズ・モーション適用支援ツール」 マスク・ザ・春原さん
指は同じポーズが高頻度で出てきたり、踊り手さんのクセがあったりと複雑なものが多いので、これに登録しておくといつでも使えて便利!指だけじゃなく、ポーズもモーションも保存できる
・「ブックマーク管理ツール」 マスク・ザ・春原さん
注意したいところや後で見直そうと思っているところ、今までは全親ボーンや表情のところにキーを打っていたんだけど、「不要フレーム削除」をやってしまうと消えてしまってどこだったっけ?となる問題が解決。便利~凄い~~!
・「ボーン表示枠並べ替えプラグイン」 すわとうさん
表示枠の並び替えが.txtでできちゃう。
自分の打ちやすいように表示枠を並び替えて、効率良くトレースできちゃうってわけ
.txtで保存できるから、モデルが変わってもこの設定を読み込ませれば同じ表示枠順で使える
私は多段だからめっちゃ多いけど…
指とか腕は左右で分けておいたほうが楽
使わないつま先ボーン・Dボーン・ダミーボーンは下の方へ追いやってる